客観性
身体の状態を可視化します

感覚だけで判断しません
理学療法士は、感覚や経験だけに頼らず、客観的なデータに基づいて身体を評価します。動画分析・写真分析・姿勢評価・歩行分析・動作分析・身体機能評価など、複数の評価方法を組み合わせて身体の状態を可視化します。
改善前と改善後を比較することで、変化を客観的に確認でき、モチベーションの維持にもつながります。「なんとなく良くなった」ではなく、数値や画像で変化を実感できます。
評価方法と使用ツール
動画分析
高速度カメラで動作を撮影し、スロー再生やコマ送りで詳細に分析。フォームの崩れや無駄な動きを特定します。
写真分析
姿勢を前後左右から撮影し、左右差やアライメントの崩れを視覚的に確認。経時的変化も記録します。
姿勢評価
立位・座位での姿勢を体系的に評価。脊柱弯曲・骨盤傾斜・肩甲帯の位置などを数値化します。
歩行分析
歩行周期・歩幅・重心移動・関節角度を分析。効率的な歩行パターンを導き出します。
動作分析
スクワット・ランジ・ジャンプなど基本動作からスポーツ動作までを分析し、改善点を明確化します。
身体機能評価
可動域(ゴニオメーター)・筋力(MMT・ハンドヘルドダイナモメーター)・バランスなどを定量的に測定します。
理学療法士が学ぶ評価学
理学療法士の養成課程では、以下のような評価学を体系的に学びます。これらの知識と技術は国家試験にも出題される重要な領域です。
関節可動域測定
日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会が定める標準的な測定法を学び、全関節の正常可動域と測定手技を習得します。
徒手筋力テスト(MMT)
Danielsらの徒手筋力検査法に基づき、各筋群の筋力を0〜5の6段階で評価する方法を学びます。
形態計測
四肢長・周径・体型などを計測し、左右差や経時的変化を定量的に評価する方法を学びます。
バランス評価
Berg Balance Scale・Timed Up and Go Test・Functional Reach Testなど、標準化された評価尺度を用いた評価法を学びます。
歩行分析
観察による歩行分析から、三次元動作解析装置を用いた定量的分析まで、様々なレベルの評価方法を学びます。
疼痛評価
Visual Analog Scale(VAS)・Numerical Rating Scale(NRS)などの疼痛評価スケールを用いた評価法を学びます。
改善前後の比較
改善前
BEFORE
初回評価時の状態を記録
改善後
AFTER
変化を客観的に確認
見える化することで、自信と継続につなげます。
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